家で勉強していると眠くなります。どうしたらよいですか?

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自分の生活パターンの見直しを

「机に向かっても眠くなってしまう…」そんな悩みをよく耳にします。この状況を改善するために、まずは自分の生活パターンを把握して見直してみましょう。就寝・起床・食事・お風呂などは、ある程度の時間が決まっていることが理想であり、それらが不規則の場合は家庭学習にも影響します。

部活動が忙しくても、家で勉強する時間をきちんと確保できている生徒は、「眠くならないタイミング」を自分で把握できているようです。「お風呂上がりは目が冴える」「部活から帰ってきた後はやる気が出る」など、自分にとって最も学習の効率が上がる時間帯を選んで勉強に割り当てているのがポイントです。「ここで勉強すれば必ず集中できる!」という、自分にとってのゴールデンパターンを確立させることが大切だと言えるでしょう。

進めやすいとこから始める

ほかにも眠くなってしまう原因を探ってみると、「勉強内容に興味が持てない」というケースもあるようです。「考えてもわからない」状態が続くと、思考は停止し、脳は考えること自体をやめてしまいます。「勉強しなくちゃ」→「でもわからない」→「だからつまらない」。この悪循環が、眠気を引き起こします。
難しい問題にいきなり挑むのも、頭が止まってしまうのであまり良い方法とは言えないでしょう。

自主勉強においては、「何をやるか」「どこから始めるか」ということを事前によく練るのもポイントです。まずは簡単な内容や小問からスタートしてみること。最初のほうで「自分で解ける」問題が続くと、面白くなってどんどん手が動くようになります。教科や単元を選んで、自分の習熟度に応じて進めやすいところから手をつけるのも、眠気防止に効果があります。

ゴールを設定する

「このページまでやれば、今日はおしまい!」など、終了(ゴール)を明確に決めておくのも大事です。「問題集をできるところまで…」「とりあえず1時間勉強しようかな…」ではなく、「何ページまで進める」「プリントを何枚終わらせる」というように、その日の勉強の終着点を具体的に決めるようにしましょう。最終目標を設定することで、集中力をキープしたまま勉強を続けられるようになります。

まとめ

Q.家で勉強していると眠くなります。どうしたらよいですか?

A. 眠くなるのには理由があります。生活リズムや勉強のやり方を見直しましょう。

★生活リズムを見直し、自分が一番集中できるゴールデンパターンを見つけよう。
★眠気の悪循環を防ぐためには、勉強内容や取り組む順番を工夫する。
★具体的な最終目標を設定することで、集中力をキープさせる。

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