Q.テストや模試で、たびたびケアレスミスをしてしまいます。どうしたらよいですか?

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ミスが多い原因は?

テストの答案を見返してみると、うっかり間違いなどのミスが多くて、「本当はわかっていたのに…」と残念な思いをした経験があると思います。1か所のミスも積み重ねると大きいですし、これがもし入試だったら…と思うと気がかりですよね。

原因はいろいろ考えられますが、あまりにミスが多い生徒は、家庭での学習スタイルに問題がある場合が少なくありません。概して、「緊張感がない状態で勉強している」ことが考えられます。子どもが家庭学習をする時間や場所に、“けじめ”はついているでしょうか?

家庭学習にメリハリを

ミスを減らすために、以下を心がけてみましょう。

① 勉強の開始時間を決める

毎日、家で勉強を始める時間は決まっているでしょうか? 「今から勉強するぞ!」と気持ちを切り替えることで集中力がアップし、学習習慣も身につけることができます。

② テレビやスマホのないところで学習する

テレビ・スマホ・ゲーム・タブレット…など、家庭には誘惑がたくさんあります。それらを前にしたままでは、気が散り、集中力が削がれてしまいます。できるだけ遠いところに置いて、学習環境を整えてから机に向かいましょう。

③ 制限時間を意識して問題を解く

テストには制限時間がつきもの。家で勉強する時も「この問題は〇〇分でやる!」と決めて、プレッシャーのかかる状態で解くようにしましょう。その緊張感が、テスト本番でも生きてきます。

④ 〇×をしっかり付ける

問題を解いたらしっかり〇×を付け、間違えた問題が一目見てわかる状態にしておくこと。数日後に復習し、「×」だった問題を「〇」にするよう心がけましょう。できなかった問題を放置しない意識を高めることも、ミスを減らすことにつながります。

以上のように、日頃の家庭学習にもメリハリをつけ、緊張感を持って机に向かうことが大切です。

ミスは防止&発見できるもの

さらに、テスト本番で答案の見直しをする余裕があれば、ミスをぐっと減らすことができます。制限時間の8割ぐらいですべての問題を解き終え、書いた答案をもう一度ざっと見直す。ここで「あ…!」となればしめたもの。終了前に修正が間に合えば、無駄な失点を防ぐことができます。そのためには、出題範囲をしっかり勉強し、練習問題を繰り返してからテストに臨む必要があります。

また、問題文をしっかり読むことも、ミスを減らすポイントです。よくあるケースですが、「漢数字で答えよ」を算用数字で書いたり、「理由を答えよ」に対して文末に「から(ため)」をつけ忘れたり。これらは注意を払うことで、確実に防げる失敗です。

ミスは防止できますし、発見できるものです。その意識で、日々の学習姿勢を見直してみましょう。

まとめ

Q.テストや模試で、たびたびケアレスミスをしてしまいます。どうしたらよいですか?
A.日頃の家庭学習から、緊張感をもって勉強するようにしましょう。
★家庭学習はメリハリを付けて、緊張感をもって勉強するようにする。
★日頃から「制限時間」を意識して問題を解く。
★本番で見直しできる時間を確保する。出題範囲はすべて勉強してからテストに臨む。
★テスト本番では、問題文をしっかり読む。

佐鳴予備校

佐鳴予備校

小中高一貫教育を愛知県、静岡県で展開し、岡崎、旭丘、浜松北高など地域難関高校No1の合格実績を誇る予備校。集団授業だけでなく、生徒のニーズに合わせた個別指導、大学受験向け映像授業などのコンテンツを紹介。

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