Q.テストの時、いつも時間が足りません。どうすればいいですか?

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テストの全体像を把握しよう

「はじめ」の合図ですぐに鉛筆を走らせるせっかちな子、考え込むと先に進めなくなってしまう真面目な子。そんな生徒たちがテスト結果を見てよく口にするのが、「じっくり解けば、もっとできたのに…」という言葉です。教科内容を理解していないわけではないのに結果につながらないのは、残念ですよね。

テストを成功させるためには、「時間の使い方」を意識することが大事です。名前などを記入したら、まずは全てのページの問題にざっと目を通し、「ここは易しそう、ここは時間がかかりそうだから後回し」など簡単な見通し=作戦を立てると、時間配分で慌てるのを防ぐことができます。

解きやすい問題から解く

全体像が把握できたら、まず計算や漢字など「絶対に落とせない」問題から押さえます。その際に、必ずしも前から順番に解く必要はありません。社会や理科で複数分野が出題されている場合は、得意分野から解くのも一手です。小さな“解けた”を積み重ねると、頭が冴えて解くペースが上がってきます。

逆に、少し手をつけてみて「これは意外に時間がかかりそうだ…」と思ったら、いったん印をつけて、その問題を飛ばす勇気も大切。解ける問題からどんどん解答していって、最後までたどり着いたら、飛ばした問題は残りの時間でじっくり解きましょう。(※ただし、解答欄のずれに注意!)

理想的なのは、テスト時間内にすべての問題を解き終え、時間が余るようにもっていくこと。そうなれば、不安な問題を解き直すことで確実な答案を仕上げることができます。

入試は過去問での練習も有効!

公立高校の入試問題などは、過去問を何回か解くことでおおよその時間配分をシミュレーションすることができます。「ここまでで半分くらいの時間を使う」「大問3は苦手だから、だいたい○分で解く」…など、あらかじめ目途をつけておけば、当日緊張しても「ここには○分かけていいから、まだ大丈夫」と落ち着くことができます。

限られた時間をいかにうまく使うかも、実力のうち。持てる力をテストや入試本番で100%発揮できるように頑張りましょう!

まとめ

Q.テストの時、いつも時間が足りません。どうすればいいですか?

A.テストの受け方には「コツ」があります。それを知ることから始めましょう。

★テストでは「時間の使い方」が鍵になる。まずはそのテストの全体像を把握しよう。
★前から順番に解く必要はない。「解きやすい問題」「絶対に落とせない問題」から手を付ける
★「時間のかかりそうな問題」を後回しにする勇気も必要!
★入試は過去問で時間配分のシミュレーションを

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