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トップからのメッセージ

さなるグループ最高責任者 佐藤イサク

仕事の「やりがい」とは?

「やりがい」を軸に職業や人生を考えるとき、皆さんは何を基準にしますか?
収入、自己実現、社会への貢献、顧客に満足を与えること…
人によって答えは様々に違いありませんが、生きている実感を得られる確かな成果、言い換えれば懸命に生きたことの証明を世に残したいという思いは、誰しも共通するのではないでしょうか。
私は、社員に以下のようなことを問いかけたことがあります。
「一所懸命に生きて、世に何を残すか」…と。

「教師」という仕事

その人の生き方や言動に触れて意気に感じ、社会へ貢献できる人材が生まれてくること。
「世に人を残す」ことこそ、何より素晴らしい人生の成果ではないでしょうか。
そして、それこそが「教育」であると私は思うのです。
私たちの仕事の現場は、教室です。学習塾ですから、受験に向かって子どもたちの学力を向上させるために授業を行います。しかし、それだけではない。勉強を教えるだけならロボットにだってできるし、できのいい参考書があれば済むかもしれない。教師という仕事は、子どもの人生に深く関わるものです。

夢を抱かせ、意欲を湧きあがらせ、諦めずに挑戦する姿勢と達成の喜びを教える。道を見失っている子どもには輝く道標となり、必要とあれば厳しく叱咤することも辞さない。熱い魂で接することが不可欠で、そうでなければ教育は成りません。私たちが目指しているのは、そういう真の教育です。 

心の温度の高い「リーダー」を求めます

「エリート」という言葉には、妬み、やっかみを含む負のニュアンスも感じられます。これも、わが国のエリートたるべき人材が本来の職務を全うせず、己の利益ばかりを追求してきた例が多すぎたせいでしょう。「役得」という言葉に、理不尽な特権享受の在り様が見え隠れしているように思えます。
欧米に育まれた「Noblesse oblige(ノーブレス・オブリージュ)」という観念をご存知でしょうか。フランスに起源する、貴族に課せられた義務を意味する言葉です。当時の貴族には多くの特権も与えられましたが、彼らには戦争となれば率先して最前線に立って命懸けで戦う義務も課せられました。「Noblesse oblige」は、「人の上に立ち権力を持つ者には、その代価として身を挺してでも果たすべき重責がある」と解釈されます。
この考え方はイギリスを通じて欧米各国に広まり、現代でも政財界のトップに立つ人間には修得が要求されるようです。
王族が軍に入隊したり、ボランティア活動に従事することは当然とされていますし、政治家の選挙の際に過去の軍歴が取り沙汰されることが多いのも、その現れかもしれません。
アメリカ合衆国第35代大統領J・F・ケネディは、歴代大統領の中でも人気の高い人物です。人気の理由はさまざま挙げられますが、彼の従軍時代のエピソードは殊に有名です。太平洋戦争で彼が艇長を務めていた魚雷艇がソロモン沖海戦で撃沈されましたが、彼はまさに身を挺して部下を救助するという、指導者の規範として語り継がれる武勲をたてました。
アメリカ合衆国がキューバ危機という第三次世界大戦の恐怖に臨んだとき、彼の判断を国民が強く支持したのは、彼が「Noblesse oblige」を身に付けた真のエリートであると厚く信頼されていたからでしょう。そういう指導力のあるリーダーが、今の日本には必要なのです。

エリートの育成こそ急務

学力の向上は当然のこと、子どもの目を開かせ、自分の人生を切り拓いていく覇気を与えてやることが、私たちの使命であると考えています。これほどやりがいのある仕事が、他にあるでしょうか。
当社は、おかげさまで順調に業績を伸ばすことができ、学習塾としては、全国有数の組織となりました。最新設備を備えた校舎や独自開発の指導システムもありますが、何より教師陣たちの子どもへの“熱き想い”を誇りたいと常々感じています。
だからこそ、質の高い教育のため、教師にはたぎる情熱とポジティブ・アグレッシブな姿勢を求めています。子どもたちは、大人の生き様を見て学ぶもの。後ろ向きであったり、ニヒリズムに浸っていたりするようでは、自我の確立していない子どもたちを力強く導けません。
私たちの教場で、頼もしいリーダーとなってくれる人材を望む次第です。