中学受験指導のやりがい・魅力を教えてください。

中学受験指導を通して子どもたちに関われるのは、長くても3年ほど。 彼らの人生からしてみれば、ほんの一瞬の出来事です。しかし、小学生の多感な時期に、これほどたくさん勉強をして、「入試」という立ちはだかる高い壁を越え、勝ち取った合格、その先の6年間は何にも代え難い貴重なものだと卒業生たちは口を揃えて楽しそうに語ってくれます。そのような中学受験に携われること、「合格」という二文字を生徒と分かち合う瞬間は、この仕事を選んでよかったと心から思います。

保護者対応で心がけていることを教えてください。

保護者は、受験生の「スポンサー」であるということです。我々が日々接するのは主に子どもたちですが、その後ろには必ず保護者がいるという意識を忘れないようにしています。そして、面談という場は保護者との「作戦会議」だと思っています。生徒の成績を向上させたい、志望校に合格させてあげたいという気持ちは我々も保護者と同じように持っていますので、向かい合うのではなく、同じ方向を向いていけるように心がけています。

授業をする上で大切にしていることは何でしょうか。

「これでいいと思ったら終わり」というのが、尊敬する先輩からの言葉です。カリキュラムや教材は毎年大きく変わることはありませんが、授業を受ける子どもたちは、当然のことながら毎年変わります。昨年の焼き直しでは、今年度の「今」目の前にいる子どもたちにベストな授業は届けられません。日々成長する子どもたちに負けないように、自分自身が立ち止まらないように戒めています。

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