―仕事の中で一番「楽しいこと・やりがいを感じること」はどんなことですか？

目の前の生徒が変わったと感じる瞬間です。自分の言葉がけや対応によって、生徒が「やる気になる」「成績が上がった」ときが最高の瞬間です。一人として同じ生徒はいません。どんな言葉を、どの時期に、どのようにかけたら生徒の心に響くのかを常に考えています。一日として同じ日はなく、毎日が驚きと感動の連続です。

―今の自分の「仕事の魅力」を教えてください。

一人の教師としての仕事に加えて、今は教室長としての校舎運営に夢中になっています。毎日がワクワクの連続です。生徒たちのやる気が高まり、成績向上によって喜んで通学する校舎を作り上げることを考えるとともに、その取り組みを保護者や生徒の口から地域へ広げていく仕事はとても奥が深く魅力的だと感じます。

―自分を成長させたエピソードを教えてください。

1年目のときに、中学3年生対象の夏期合宿に参加したことが自分を成長させたと思います。それまで、よい授業とは、生徒が笑ったり、反応が大きく盛り上がる授業だと考えていました。しかし、合宿では普段教えたことのない生徒達にもかかわらず、今までにないほど集中していて、最高の一体感や緊張感を体験できました。それは、先輩の授業を見学させてもらった時に感じた「空気感」と同じものでした。自分の中で「理想のクラス」が明確になり、常に、その理想に近づけるようスピーチや授業、生徒対応を行うようになりました。

―学生のみなさんへ就職活動のアドバイスやその他メッセージをお願いします。

就職活動を行う前は、教師になりたいとは考えていませんでした。自分が何をしたいかも決まっておらず、さまざまな会社説明会に参加するつもりでいました。しかし、さなるの説明会に参加し会社の雰囲気や、社員の方と直接話をするうちに、直感的に「この会社で働きたい」と思いました。職種にとらわれず、自分に合う会社を探すことが大切だと思います。頑張ってください。